努力する子の育て方

努力に勝る才能無し!努力の才能を育てる教育法、ボルダリングによる育児ハック実践、我が家の超個性的なギフテッド児の生態など

ボルダリングで簡単に!自信を育むスモールステップ育児

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子供にはやっぱり色んな成功体験を積ませて、自信を持たせてあげたいですよね。以前別の記事で、子供に努力の成功体験を積ませるための戦略について、少々込み入ったことを書きました。 

この中で「親がスモールステップ意識を持つことの大切さ」について触れたのですが、ボルダリングは、このスモールステップの考え方と非常に親和性が高いのです。ボルダリングを通じて子供にたくさんの成功体験を積ませ、自信を育み、努力できる子に育てていくことができます。

そこで今日は、スモールステップの考え方と、ボルダリングのスモールステップとの親和性ついて、詳しく書いていきたいと思います。

子供の「やればできる」を育むスモールステップ法

スモールステップは、大きな目標までの途中に小さな目標を多数もうけ、その小目標を達成する喜びを感じながら、大目標へと着実に進んでいくという指導・教育法です。例えば泳げるようになるために、まず顔を水に10秒つける、頭まで水に入る、水の中に10秒潜る・・・というように細かく目標をたてて進んでいくのが、スモールステップです。

スモールステップ法は目標達成の手段として、そしてあらゆる教育局面で有効な手法と考えられます。しかし、育児におけるスモールステップの意義は、最終的に大目標を達成するという部分以上に、その途中にある「目標を達成する喜びを実感する」という部分にあります。目標を自分の力で達成できた成功体験を積み上げることで、「自分はやればできる」という自信、自己効力感を身につけていくのです。

しかし、スモールステップ法の実践には結構な下準備が必要です。すなわち、子供が取り組んでいる課題(大目標)と子供の現状の能力レベルに合わせ、課題クリアに向けて適切に小目標を設定しなければなりません。これには、子供の能力・達成度の正確な分析と、課題をクリアするために必要な習得技術の細分化のテクニックが物を言います。

 

 

ボルダリングが提供してくれるスモールステップの枠組み

しかし、ボルダリングでは、親がスモールステップを用意する必要はありません。ボルダリングジムのシステムとボルダリングの競技特性によって、ボルダリングでは非常に優秀なスモールステップの枠組みが自然に提供されています。従って、そのシステムに乗っかるだけで、誰でも簡単にスモールステップを利用した育児が実践できるのです。

(以下ボルダリングの専門用語が入ってきますので、よくわからない方はこちらの記事の用語集をご覧ください)

グレードシステムというスモールステップの大枠

ほとんどのボルダリングジムでは、各課題にグレードと呼ばれる難易度が決められています。各ジムでグレードを決めているのは大体ジムの店長さんなど責任者で、個人の感覚の違いでバラつきはあるものの、少なくとも同じジム内では、設定グレードと課題の実難易度にはかなりの一貫性があります。

従ってこのグレードは、個人の達成度を客観的に把握する指標として有用です。少なくとも同じジム内であれば、「○級が登れる」という物差しを使うだけで、簡単に個人の達成度を客観的に把握できます。

さらに、ジムの中には同じグレードの課題が複数本あります。そのグレードの課題が全部登れるのか、1つだけ登れるのか、その細かい達成率の情報によって、さらに個人の達成度を細かく位置づけできます。

従って、自分が登れるグレードの一つ上のグレード、そして登れるグレードの中で登れない課題に挑戦し、クリアしていくことで、自然とスモールステップ法になる枠組みが、ボルダリングにはあります。

課題の中のホールド一つ一つもスモールステップとして機能する

グレード、そしてグレード内の各課題に加えて、さらに細かいスモールステップがボルダリングでは提供されています。それが、課題を構成する個々のホールドです。

ボルダリングでは、各課題を登るのに使えるホールドが決められています。そして、ホールドの配置によって、その課題の登り方がある程度決まってきます。スタートして、まずこっちのホールドを左手でつかみ、左足をこちらのホールドに移動し・・・といったように、課題の製作者が意図した手順を大筋でなぞりながら、課題を登っていくことになります。

従って、その課題のどのホールドまで到達できたかという情報によって、さらに細かく個人の達成度を位置付けすることが可能です。このさらに細かいスモールステップの物差しにより、昨日まで進めなかったホールドまで今日は進めた。以前は安定して立てなかったホールドに今日は立っていられたというような小さな成長でも、客観的に認識できるのです。

スモールステップにより成長の確かな実感が得られる

このように、ボルダリングのグレード、課題、そしてホールドによって構成されたシステマチックで細かいスモールステップは、ボルダリングにおける個人の技術レベル、達成度の客観的で詳細な把握を可能にしてくれます。そしてそれは、子供のボルダリングにおける成長をはっきりと、親、そして子供自身に理解させる役目を果たしてくれます。

ボルダリングで個人の成長を理解するのに、詳しい知識は必要ありません。その優れたスモールステップシステムのおかげで、「○級の課題がクリアできた」「あの課題が登れた」「あの課題のあのホールドまで進めた」という風に、ボルダリングにおける個人の成長は、ボルダリングの知識がほとんどない人間にも直感的に理解できます。子供はこうした具体的なスモールステップの達成体験を通じて、自らの成長をはっきりと実感し、自信を深めていくことができるのです。

親も、子供の小さな成長を見逃さず、褒めてあげることができます。ボルダリングのスモールステップはクリアの基準が客観的で明確なので、「できた」という状態の解釈をめぐる親子の認識の違いなども起こりません。子供の「できた」に親は100%納得して、その成長を認めて褒めることができます。

はしごが登れればボルダリングのスモールステップは活用できる

ボルダリングの一番簡単な課題、10級、9級というレベルは、はしごやジャングルジムが登れれば問題なくクリアできます。8級あたりは、少し登りづらいはしごといった感覚です。

以前の記事で書いたように、ボルダリングの登り方は基本的にジムスタッフが教えてくれます。従って、たとえ少々運動に自信がなくても、スモールステップで少しずつ上達しながら「やればできる」という自信を深めていけるのが、ボルダリングの良いところです。

競技の性質として非常にわかりやすいスモールステップの枠組みが元々あるというのは、他のスポーツや習い事には中々ない、ボルダリングのユニークな特徴と言えます。スモールステップの原理そのものに興味がある人は、ボルダリングに子供を連れていってその上達を見ていると、スモールステップの考え方が具体的によく理解できると思います。
 

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