努力する子の育て方

努力に勝る才能無し!努力の才能を育てる教育法、ボルダリングによる育児ハック実践、我が家の超個性的なギフテッド児の生態など

小学校の「宿題やめます」宣言に揺れた保護者会

 

 

 

この4月に就学を控える我が家の次男・ちーちゃん。その新入生説明会に行ってきた妻に話を聞いていた時のこと。

「そういえば、もう小学校では宿題出さないことにするらしいよ」

「えっ、マジ?」と驚いて聞き返す私に、「マジだよマジ、そんな嘘つくはずないじゃない」と妻が笑う。

なんでも今般、我が家の地域の小学校では、子供達に家庭学習の習慣をしっかりとつけることを主眼に、全員一律の宿題はどんどん減らして、なるべく出さない方針にしていくそうで。

夏休み、冬休みについても宿題は出さない予定だということで、「夏休みの友」的なワークは廃止、自由研究や工作、読書感想文なんかもやりたい人だけの希望制にするのだとか。

確認すると、長男ケイのクラスでは、来季を見据えて既に宿題が出なくなってきているらしい。

今年の冬休み、ケイに「書き初めあるの?」と聞いたら「無い」と言っていて、その時は「最近は書初めの宿題無くなったんだな」なんて思っていたけど、それもそもそも宿題自体が無かったということらしく。

数年前に、宿題廃止を一部学校での先進的な取り組みとして紹介した記事を目にしたことはあったけど、それがいつしか自分達の住んでいる地域にまで波及してきたなんて。

どうやらジワジワきている宿題削減/廃止の流れ

それにしても、これってうちの地域だけ?と思ってちょっと色々リサーチしてみると、どうやら公立小中学校でのこうした宿題削減/廃止の動きは、全国的に増えてきているという話。

うちのところみたいに一応保護者にお知らせしてくれる学校もあれば、特にそうとは言わずに少しずつ宿題を減らして家庭学習に置き換えていく作戦のところもあるらしい。

まあ考えてみれば、先生の働き方改革という喫緊の課題解決に向けて宿題関連業務の削減は恐らく大変効果的。これから文科省が目指していく公教育の個別最適化に向けても、一律の宿題廃止は不可欠の、非常に理にかなった一着ですからね。

通知表を廃止したという小中学校の話もかなり聞くようになってきた昨今、各学校、各地域で宿題削減/廃止の取り組みが進むのも、自然な流れなのかもしれません。

学校の宿題をめぐる悲喜こもごも

まあ驚きはしたけれど、一律の宿題の削減/廃止、我が家的にはもちろん大賛成です。

だって子供一人一人にとって効果的な学習方法や内容は当然違うわけだし、子供の自発性や意欲のことを考えたら、「宿題を与えてやらせる」という一方的かつ受動的な進め方自体が逆効果なのは明らかなので・・・。

非常にユニークな、周りと足並みの揃わない子供を抱えた我が家にとって、それは学校がこれまで以上に我々の育児に協力してくれるというような話なのだから、歓迎しない理由が無いというもの。

でも、「勉強というのは学校で、みんな一緒に同じ内容をするもの」みたいな意識でやってきている親御さんには、戸惑う人もいそうだな・・・と思ってさらに詳しく妻の話を聞くと、学校説明会後に設けられた先生方との懇談の場では、やはり宿題の話題がかなりの時間を占めたとのことでした。

「子供が家で好きなことに時間を使えるから歓迎」「うちは習い事があるので時間が圧迫されなくて嬉しい」と言う人達がいた一方で、「宿題が無いと子供が家で勉強しないので学力低下が心配」という人もやはり結構な割合でいたそうで。

そういう「家庭学習=学校の宿題」という認識でやってきたご家庭の子供の「宿題が無いと家で勉強しない」という状況をどうやって変えていくのか、そこがやはり、この宿題削減/廃止をめぐる今後の学校の取り組みの鍵になっていくのかなと思いました。

このブログでも書いてきていますけど、これまで特に意識した働きかけをしてきていないところに、いきなり自発性やモチベーションを植え付けようというのは、理屈からしてとても難しい。


一律の宿題を無くすのは、子供の自発性を育む上でも、先生の働き方改革的にも正解の一手なのは間違いないと思うけど、どうしていいかわからず取り残される"宿題廃止難民"を生まないように、ある程度丁寧な学校の対応が求められるというのも容易に想像がつく話。

説明会でも先生が「宿題が無くなると、家庭で勉強をしっかりするかどうかで学力差がついてしまうので」としきりに注意喚起していたそうですけど、実際これから小学校が家庭学習定着に向けてどういう働きかけをしていくのかは、大変に興味深いところ。

ケイとちーちゃん、気質が大きく違う二人の間では、小学校生活も大きく違うものになるだろうなんて想像してはいたけれど、そもそもの学校システムからして大きく違ってきてしまいそうで、一体全体どうなるのやら。

まあとりあえず、次男ちーちゃんの就学に、また楽しみが増えたのでした。