努力する子の育て方

努力に勝る才能無し!努力の才能を育てる教育法、ボルダリングによる育児ハック実践、我が家の超個性的なギフテッド児の生態など

うちのギフテッド児の中高一貫校入学

 

 

新入生と新社会人で色んな場所がパンパンになる新年度・・・我が家の長男ケイも、受験の末にご縁を頂いた公立中高一貫校に入学しました。

私も妻も地元の公立中&高校受験組につき、中学受験についても中高一貫校についても知識が乏しく・・・ケイの入学決定後は、中高一貫校いかなるものぞと少々の緊張感があり。

この3月、4月は、親子そろって新しい事の多い、一層フレッシュな春となりました。

入学前から宿題をこなす春休み

もしかしたら、世の進学校では当たり前のことだったりするのかもしれませんが・・・ケイがお世話になることになったA校では、入学者説明会で春休みの宿題が手渡されました。

この学校の授業進度の速さは各人予習・復習するしっかりとした学習習慣を前提にしているため、受験終わりの春休みにその辺り忘れないでいて欲しい、とのことのようで。

分量的にも難易度的にも別にそれほど大変そうではありませんでしたけど・・・我々が通った地元の公立中では入学前に課題が出るというようなことはもちろん無かったので、この辺の手厚さというか準備の良さにはもう違いを感じましたね。

テストとイベントの予定が目白押し

入学者説明会で目にして驚いたのが、学年行事予定に踊る「テスト」の数の多さ。いわゆる定期テストだけでなく学力テストの類も複数回予定されているようです。

そこへクラス行事に、研究活動に、学校行事に、さらに行事予定には載らない各種科学イベント文化イベントが、普段の授業と部活に加えて入ってくる様子。

1年生の内から宿泊イベントも複数回あって、これは中々の充実ぶり・・・ケイみたいにのんびりしているのが向かないタイプには刺激が多くて良さそうですが、私だったら間違いなく息切れしてしまいそう。

学年が上がるとみんなで海外にも行くんだとか。いやあ、私の行っていた公立中学とは大違い。しかし学校がこれだけ色々やってくれると親は大分気楽です。

 

 

調査表に添えるお手紙は小学校で卒業

入学説明会では、新入生への宿題と同時に、実は親にも入学前の課題が手渡されており・・・それは小学校でも毎年あった生徒の情報を学校へ伝えるための調査表(手書き)。

小学校では毎年ケイのユニークさを先生にお伝えするべく、手紙を添えて提出していた調査表でしたが・・・

中高一貫校入学に際してはもう止めることにしました。

これは、お世話になった児童精神科の先生とも相談の上で決めたこと。中高一貫合格の報告がてら、ケイが中学に上がった後の相談をしたところ、「もう診断のことを学校に言わなくても大丈夫そうですね」と言って頂いたのでした。

一応ADHDとアスペルガーの診断が出ているケイ、大分ユニークなのは相変わらずだけれど・・・そのユニークさが彼の能力に繋がってきているというのはもはや確信するところ。

勉強面で頭一つ抜けた子達が入ってくるA校には、ケイみたいに小学校時代は周りとペースが合わなかった、バラエティ豊かなユニークさを持つ仲間がきっと沢山いることでしょう。

入学式

そんなこんなで小学校の卒業式から3週間ほど経ち、いよいよ迎えた入学式。

受験勉強の末に勝ち取った今後6年間の学び舎へと向かうケイは言わずもがな、我々も生徒保護者として、初めて堂々と学校の中を見て回れる機会にワクワクでした。

学校へ向かう道中、いつにもまして早足のケイ。親と一緒でも全く後ろを振り返らずに一人で進んでいく様子は、2歳の頃から何一つ変わらない・・・三つ子の魂百まで。

そんなことを考えつつ正門をくぐると、そこには掲示板に張り出されたクラス分けを確認する人だかり。

ケイの同級生達は一体どんな子達だろうか・・・名前の字面から勝手気ままな空想をしつつ受付を済ませて、教室で最初のホームルームを受けるケイと別れて会場へと向かいました。

しばらくの待ち時間の後、ブラスバンド部の立派な演奏と共に入場してきた新入生達は、緊張もあってか皆さん揃ってシャキッとした面持ち。

ケイの様子はと言えば、やはり最早心配するようなところは一切無く・・・入場から退場まで特に目立たず式に溶け込んでおりました。

公立中高一貫校の入学式は、「新入生」とは呼ばずに「入学を許可された者」だとか、ちょくちょく独特の言葉遣いが出てくるのが印象的で、ちょっとお堅い雰囲気。

先生方のスピーチにも教育活動への意識の高さが伺えて、この先6年間が益々楽しみになった入学式でした。

ここ最近は3月中に散ってしまい、すっかり卒業式の花という感じだったソメイヨシノも今年は4月までもってくれて、入学式のお祝いムードを彩ってくれたのは中々ラッキーでしたね。

入学後の様子

さて、入学式から既に2週間ほど経ち、ケイの様子はと言うと・・・早々に授業も始まって、毎日非常に楽しく過ごしているようです。

高等部が同じ敷地にあることもあって、校内施設は中学校としては珍しかったり大きかったりするものが多く、小学校から入ったばかりの1年生には物珍しさも一塩のようで。

小さな頃から筋トレに憧れがあり、定期的にバーベルを買いたいと言いだすケイは、校内探検でトレーニングジム施設を発見して興奮しておりました。

クラスには同じ小学校や塾の顔見知りが一人もいなかったこともあり、クラスメイトとの折り合いはまだまだよくわかりませんが・・・入学式の次の日に聞いたところ、「いや、友達はいるというか出来たよ」と返ってきたので、そのまま人間関係が上手くいってくれるといいなと思っているところ。

部活は運動部に入るつもりで見て回っている最中だそうで。本人は「当面の目標は部活と勉強の両立」などと殊勝なことを言っていたので、是非有言実行してもらえたらいいと思います。

そういえば、この学校は毎日すごい量の宿題が出て子供の睡眠時間が削られるという怖い噂を聞いていて、どんなものかと恐れおののいていますが・・・ここれまでのところそこまで沢山持って帰ってきている感じはなさそうです。

まあ、まだ入って1か月も経っていない新入生期間だと思うので、学校生活が平常運転になったところでどんな感じかは引き続き注目といったところでしょうか。

水泳と塾も継続するらしい

課外活動の方も、入って早々に希望制の科学イベントのお知らせが2件もきていて、ケイはどちらも応募すると息巻いており、本当に最初から盛り沢山な学校生活なのですが・・・。

それに加えてケイは塾通いと週末のスイミングも続けると言っており、さらに「すらら」で高校数学の勉強も進めるようであり・・・。

噂通りにどっさり宿題が出るようになったら、パンクしないか心配なほどあれもこれもなスケジュール。

まあ、似たような心配は小学校時代に塾や習い事を増やすたびにしてきましたが、ケイの場合はなんだかんだで疲れた顔一つ見せずに全部ニコニコとこなしていたので・・・。

もしかしたら今回もできちゃうのかな?本当に?などと半信半疑に思いつつ、まあまた見守っていこうと思います。