努力する子の育て方

努力に勝る才能無し!努力の才能を育てる教育法、ボルダリングによる育児ハック実践、我が家の超個性的なギフテッド児の生態など

もはやカルトが、笑えない

 

 

 

30年ほど前、オウム真理教の事件の時は、まだ子供だった私。

地下鉄サリンにニアミスした親族もいたし、凄い事件が起こったというのは分かったけれど、その被害の甚大さ、そしてカルト問題の深刻さをしっかり認識できたのは、多分もう少し大人になってからでした。

カルトって怖い。当時からそういう直感的な思いは間違いなくあったけど・・・でも当時十代の私にとって、カルトというのは正直言って、同時に強く興味を惹かれる存在でもありました。

オウムの事件以降、次々とテレビに取り上げられたカルト団体。その信者たちの発する謎の熱量、そして渦中の教祖達が生み出す珍フレーズの数々に、薄気味悪さと同時にどこか魅力を感じる自分がいたのは、間違いの無い事実。

「最高ですかー?!」「最高でーす!」「これは定説です」「シャクティーパットはフェザータッチでなければならない」なんて何回マネしたかわからないくらいで、当時友人達とゲラゲラ笑って過ごした楽しい思い出には、テレビで毎日のように流れていたカルトネタが、しっかり一緒に刻み込まれています。

本当に、今となっては若気の至りとしか言いようがないけれど・・・まあでも結果的に幸運だったと思うのは、私にとってはそんな興味が、後々カルトの偽装勧誘や洗脳・集金スキームについて知識をつける入り口になり、逆にカルトから距離を取る方向に働いてくれたということでしょうか。

身の周りにもいるカルトの人達

専門的に学んだわけでもない趣味のレベルであっても、カルトの手口の基礎知識は、結構自分の身を守る役にたってきたなと感じています。

「手相の勉強をしています」「青年アンケートにご協力ください」「人の心に興味ありませんか?」「英語の勉強に興味ありませんか?」「子育て支援の会なんですけど、朝早起きして来てみませんか?」「今、幸せですか?」

社会に出ると、カルトの人達はずいぶんと身近に、そして結構たくさんいるもんだということが実感できますけど、基本的に彼らは正体を隠して近づいてくるので、知識の有無で引っかかるリスクが段違いなんですよね。

中には「宗教団体ではありません」を宣伝文句に社団法人を隠れ蓑にしているところもあるので、「カルト=宗教団体」だと勘違いしていると、見事に引っかかってしまったり。

一人でいる人にしか声をかけない団体に、子育て世帯を中心に狙う団体と、カルトの間でも偽装勧誘のターゲットが分かれているので、私自身に家族ができてライフステージが変わるごと、寄ってくるカルトの種類も変わるというのが実感できたのは、中々味わい深いものがありました。

 

 

降って沸いたカルトの戦慄

そんな風に身近なカルトさん達とたまの遭遇を楽しみながらも、最近はもうカルトについて最新情報を得ようなんて気はすっかりなくなっていましたけど・・・世間に吹く風はきっと厳しく、カルト縮小の流れをしっかり作っているだろうと、なんとなく感じていました。

カルト団体2世の方々の、脱退に至る体験や団体内部事情を綴った漫画や記事がネットでたくさん読めるようになったし、勧誘文句やフロント団体名を検索すればカルトの正体がすぐ判明する時代になって、きっと偽装勧誘も以前よりずっとやりづらくなっているはずだろうと。

実際、テレビ電波に乗るレベルで問題視されるカルトなんてとんと聞かなくなったわけで・・・「スカラー波」対策の白装束に身を包み、多摩川のアザラシ「たまちゃん」を海に返そうと頑張っていたパナウェーブの動向が、連日連夜テレビに追いかけられていたっけなんて、呑気に昔を懐かしんだりして。

だから今回、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のニュースには、本当に思い知らされました。やっぱりカルトは、怖かった。基本的に事実を隠し誤魔化しながら活動しているカルトの人達相手に、油断なんてしたらダメなんだって。

これはオウムを超える事件なんじゃない?

オウムよりずっと前から反社会性を認知されていたカルト宗教団体、しかも外国発の団体が、オウムが選挙を通じて表からやろうとした政治への浸透を裏から手を回して秘密裏に実現し、実際公権力に影響を及ぼした可能性まであるなんて、実にとんでもない話。

今回もし排除に失敗したら、この先日本は本当に「withカルト」の国になってしまうかもしれないという危機感に、普段政治にあまり関心のない私でも強い焦りを覚えます。

本当に頭が下がる思いなのは、世間がカルトを忘れても根強くカルト問題に取り組み続けてきたジャーナリストの方々、そして世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者対策弁護士連絡会の方々を中心に、団体の反社会性と政治への癒着を示す証拠が敏速に拡散され始めているということ。

 

www.youtube.com

 

 

 

同じ霊感商法で社会問題になった法の華三法行は総被害額600億円超で解散処分になっているのだから、被害がこれを大きく上回る世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に解散命令が出せないはずはないと思われます。

法の華三法行 - Wikipedia


もっとも、多岐にわたって反社会的活動を続けている証拠がこれだけあれば、宗教云々関係なく、反社会的勢力として対応するのも難しくないように思えるけれど、心配なのは既にカルトに侵食されている政治と公権力がどれだけまともに動けるかという部分。

そしてさらに心配を助長するのは、これほど深刻さが明らかな問題のはずなのに、かつてあれだけカルトを追い回していた大手のテレビも新聞も、なぜか問題を積極的に追及する姿勢を見せないところ。特にNHKは、一体どうなってるんですか・・・?

カルトの浸食は、どれだけ深く、広いのか・・・?その全貌は絶対に明らかにされなければならないけれど、それを見るのは、正直怖いくらいなんですけど・・・。

でもね、「いやーお父さんカルト見て笑ってたら、いつの間にか国がカルトに乗っ取られてたんだわ」なんて、本当に1ミリも笑えない話なので・・・私も流石に今回は、出来ることを探してやっていこうと思うのでした。