努力する子の育て方

努力に勝る才能無し!努力の才能を育てる教育法、ボルダリングによる育児ハック実践、我が家の超個性的なギフテッド児の生態など

夏の終わり、ギフテッドに関する文部科学省のアンケート

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夕方、西の空に必死でしがみ付く太陽の照り付けの中、ひときわ甲高いヒグラシの声にまだ少し自信なさげなコオロギの音が混ざるのを聞いて、ふと思いだしました。そういえば、この8月の終わりには、第二回の有識者会議があったんだっけ。

7月、ついに文部科学省がギフテッドに関する議論を始めたとして大きな話題になったギフテッド支援検討のための有識者会議。 


平日は仕事なので傍聴できないのが残念ですが、資料と議事録を眺めつつ議論の行く末を見守っています。2年後果たしてこの議論が、どんな風に着地しますやら・・・まだ議論の方向性が定まったとは言えず色々心配なことはありつつも、非常に楽しみです。

特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議(第1回)議事録:文部科学省



資料を見ると、26日にあった第二回有識者会議では小学校や高校でのアクティブラーニングや研究型学習、PBL(Project-based learning)の事例紹介と、公教育の拡充、ギフテッド支援への利用可能性、といった話があったのかなと思われる内容でした。

特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議(第2回)会議資料:文部科学省


しかし、大変に失礼ながら、今回の会議で一番存在感を放っているのは、何と言っても今後の議論に生かしていくためにと文科省が始めた、ギフテッド事例に関するアンケートだと思います。


小学生から高校生までの「特異な才能を示す子供の事例」について、子供本人や保護者、教員等からの情報提供を求めている今回のアンケート。私も早速ケイの学校での話を情報提供しましたが、8月26日のアンケート開始から1日ほどで既に3桁に上る情報提供があったようでした。

締め切りは9月17日、集まった情報は集約されて今後の議論に利用されるということなので、今後ギフテッド支援の議論が教育現場の状況を反映しながら進んでいくように、ギフテッドの多様さ、幅広いユニークさとそれに付随する困難の事例がなるべく多く情報提供されると良いなと思います。(お心当たりのある方は、下記のアンケートフォームから情報提供可能です)


ギフテッド支援の議論が、こんな風にオープンに、広く意見や事例を集めながら進んでいることには、「結論ありきではない」ということが見て取れて、非常に好感が持てます。

大失敗した大学入試改革の議論も、こんな風に現場や学生達から広く意見を募集したならば、もう少しまともな形に軌道修正ができて、失敗へ突き進むことも無かったかもしれません。前回の記事でも書きましたけど、是非文科省には、同じ失敗を繰り返さないで頂きたい。

アンケートの結果がどんな風に議論に使われるのか、次回以降の有識者会議も実に楽しみですが、これからもオープンな議論が継続されますように(今のところ議事録にも資料にも「高IQ」の3文字が一切現れないのもとても良いです)。

 

 

夏休みの終わりが多様化する時代に、教育が向かうべき道

8月末まであと数日・・・この時期になると必死で宿題の山を終わらせた小学生の頃の記憶が蘇り、なんとなく暗い気持ちになります。ケイはもうほとんど宿題は終わらせてしまっている様子なので、私と違って別に心配もいらないのだけど・・・。

北海道など一部地域を除いて、日本全国津々浦々、夏休みの終わりと言えば8月31日。でもそれが常識として通用したのは、ほんの数年前までのこと。

去年は新型コロナで春先に数か月休校期間があった影響で、夏休みが短縮された地域が多かった。今年は逆に緊急事態宣言と若年層の感染者拡大の影響で、夏休み延長や登校停止措置をとる学校や地域が結構ある様子。

新型コロナ出現の影響で、夏休みの終わりは今の子供たちにとって、年ごとに、そして地域によって違う物になりつつあります。

多様化しているのは、夏休み期間だけではありません。感染拡大防止策として、緊急事態宣言下では家でオンライン授業を受けるオプションと、学校で授業を受けるオプションを選択できる学校も増えてきました。

こうした学校生活の多様化は、もちろん新型コロナ禍に対応するために致し方なく進んできたネガティブかつ受動的な側面はありますが・・・それでも非常に画一的だったこの国の学校教育が変わっていく契機としては、ポジティブに捉えて構わない部分があるのではないかと個人的には思っています。

これまで当たり前だった「みんなで一緒に」「みんな揃って」をウィルスが難しくしたこの未曽有の事態は、ギフテッド支援、それに必要な学校教育の個別化、多様化を進めるにあたって、間違いなく追い風ではないかと。

もちろん新型コロナはさっさと終息して欲しいなと切に願うものの、この状況で生まれた学校教育多様化の流れは、このまま拡大していって欲しいなあと思います。