努力する子の育て方

努力に勝る才能無し!努力の才能を育てる教育法、ボルダリングによる育児ハック実践、我が家の超個性的なギフテッド児の生態など

子供の遊びに退屈してしまう親の救世主ボルダリング

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今日は、ボルダリングが育児ツールとして最高だと感じる理由の個人的第一位、「子供のボルダリングのエンターテイメント性」について語っていきたいと思います。

 

子供の遊びを見ていて退屈する罪悪感

正直に言ってしまうと、私は自分の子供が公園や遊戯施設で遊んでいるのを見ている時、結構退屈しています。子供のことは心から愛していますし、子供の活動に興味を持ちながら子供と関わることが、子育てで重要なことだって重々承知しています・・・。でも、大人にとっては単調で、しばしば何が面白いのかよくわからないルールで繰り広げられる子供の遊びにつきあうのは、かなり苦痛に感じます。

そんな私ですが、ボルダリングジムでは子供のムービーを撮る以外でスマホをいじったことがありません。子供のボルダリングなら、何時間でも見ていられます(これまで最長7時間見ていたことがあります)。だからそんな私にとって、全く飽きずに子供のことを見ていられるボルダリングは、最高の育児ハックツールです。

子供のボルダリングがこんなにも面白い理由

なぜ子供のボルダリングは見ていてこんなに面白いのか?ケイのやっているスイミングなど他の習い事の見学に比べても、ボルダリングは圧倒的に面白いのです。従って、「自分の子供が頑張っているから」以上のエンターテイメント性があると、私は思います。そこで今回は、子供のボルダリングが見ていて楽しめる理由を、自分なりに考察してみました。

 

テンポの良い王道漫画的エンターテイメント性

真っ先に思いついたのは、子供のボルダリングには「弱い主人公が、苦心の末に成長し、強い相手や困難を乗り越える」という漫画やドラマの王道的快感要素にあふれているということです。

ボルダリングジムではほとんどの人が「今の力で登れるかわからないギリギリの課題」に挑戦していきます。「自分の子供が、登れるか登れないかわからない課題に挑戦している」「いつ落ちるかわからないけれど、今度こそ登れるかもしれない」。そして何度もトライした末に訪れるゴール。子供が頑張った課題であればあるほど、自然に子供とハイタッチしてまったく恥ずかしくないぐらい、テンションが上がります。感情移入した対象が努力の末に何かを達成する瞬間は、見ているだけでものすごいカタルシスが得られるのです。

そしてこのカタルシス、子供が頑張って登ったならば、ごく初級の課題であっても関係なく襲ってきます。ボルダリングジムにはたくさんの課題があり、子供が少し難しい課題に挑戦するたびに、こんなカタルシスを味わうチャンスが訪れることになります。つまり、このエンターテイメント性は、子供がボルダリングを始めた時から、ずっと続いていくことになります。一度子供のボルダリングを見る快感を知ってしまうと、スマホをいじっている余裕はありません。

子供の想像を超える運動性能に釘付け

体重が軽く柔軟性の高い子供は、いざ登り始めると普段の生活では発揮されないすごい動きを繰り出して、親の想像を超える登りを見せることがしばしばあります。これにビックリしている親御さんをジムで見かけるのは珍しくありません。先日も、年長くらいの娘さんを初めて連れてきたお父さんが「えーすごい、登れるんだね、すごいすごい・・・え・・・そんなに?そこまで?!うそ、え・・・!?」と娘のクライミングに絶句しているのを見かけました。

子供が少しコツを飲み込んで、ちょっと難しい課題に挑戦し始めると、どんどんこうしたビックリムーブが増えてきます。なので、次はどんな動きが飛び出すのかと、夢中で子供の動きを追ってしまいます。

こうした子供のビックリムーブは、自分の子供でなくてもかなりインパクトがあります。実際、他の子の登りを見ていて「おぉー」と声を上げている親御さんもまた、珍しくないです(私もその一人です)。自分の子供以外の競技も見ていて楽しいというのは、他の習い事なんかではあんまりない特徴だと思います。

視聴者参加型パズル要素

また、見ている親が一緒に参加できる点も、子供のボルダリング観戦が面白い理由の一つだと思います。ボルダリングで登るためには、どのホールドを持ち、足をどこに置いて、次のホールドはどれを使うか、ゴールまでの戦略を考えていく必要があります。そこで、子供が登っている間に、親はただ見ているだけでなく、登り方を予想したり、考えたりする楽しみがあります。体格が違う子供の視点で登り方を考えるのは中々難しく、子供が苦戦している課題では、あーでもない、こーでもないと、子供と一緒に真剣に頭をひねって楽しむことができます。

子供のボルダリングは素人親の方が楽しめると思う

前回ちらっと書きましたが、子供のボルダリングを見て楽しむという点では、経験者よりも素人親の方に適性があると思います。自分が登れない素人だからこそ、子供がごく初級の課題を登っただけで感動したり、簡単な課題の登り方を子供と一緒に考える楽しみが出てきます。それにクライマーの人だと、ジムで自分が登らず子供を見ているのは、逆に辛いですよね?

最後に

子供のボルダリングの見所は他にも色々あるかもしれませんが、私が自分で楽しいと思っている理由を挙げてみたところ、上記のようになりました。ボルダリングはルールがシンプルで、はたから見ていて成功・失敗がわかりやすいという特徴があります。見ていて子供の迷いや試行錯誤などが伝わってくるので、ボルダリングは公園や遊戯施設での遊びにくらべて感情移入しやすく、より面白みが増すのだと思います。もし私のように子供の遊びを見守りながら退屈していたり、子供と一緒にもう少し親も楽しみたいと考えている人がいたら、ボルダリング、おすすめです。