努力する子の育て方

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うちの子の小4算数先取り学習

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先取りで進めてきているうちの長男ケイの算数、1年生の終わりから4年生の内容に入っていましたが、最近になって全単元が終了しました。3年生の単元が全部終わったのが1年生の3月だったので、3か月くらいで終わった計算になります。

3年生の算数より簡単だった?!4年生の算数

ケイの場合、毎日の日課になっているのは宿題とZ会、そしてチャレンジの英語だけで、算数の先取りはその月分のZ会が全部終わった後や、週末余裕がある時にだけ進めています。

1年生の後半に進めていた3年生の内容は終わるまでに半年ぐらいかかって、やっている子供の方も、面倒をみる親の方も結構大変でした。

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なので4年生の先取りは最初からもうかなり覚悟していたんですが・・・意外なことに4年生の内容は3年生の内容に比べて苦労するところが少なく、かなりすんなりと進んできました。

4年生で出てきた新しい内容や概念

4年生の算数はずいぶん順調だなという感覚は、ケイの先取りの様子を見ていて最初からずっと感じていました。おそらくケイも同じことを感じていたのでしょう、4年生の内容になってからは、ちょっとした時間でも「4年生の算数やる」と言って取り組んでいました。3年生の内容の時は一度始めたらきりの良い所まで相当時間がかかっていたので、よほど余裕のない時でないと取り組む感じでは無かったんですよね。

4年生の内容の方が難しいはずなのに、なんで3年生よりも苦労しないのかな?と思ってケイの取り組んでいる教材を見ていましたが、恐らくそれは、4年生の内容が3年生で出てきた新しい概念の応用という位置づけになっているからだろうと感じました。

3年生では、2年生までにやってきた内容を大きく拡張する内容、または全く新しい概念が、たくさん出てきました。例えば割り算、小数、分数、一万をこえる数、2年生までの内容からかなり大きく飛躍する新しい内容が、3年生では目白押しでした。

しかし4年生の内容をよく見てみると、そんな0から1にジャンプするような大きな概念の拡張はあまりありません。小数や分数の計算も、割り算の筆算も概数も、3年生の時に習った概念の直接的な応用であり、0だったものを1にする、そんな大きな変化ではありません。

だから、3年生の内容さえ理解できていれば、4年生の内容はあまり難しくないということになるのではないか、そんな風に感じました。

 

 

4年生の内容で苦労していたところ、よくできていたところ

ケイを見ていても、やはり4年生の内容は全般的に3年生の応用であるということが感じられました。というのも、3年生の時に特に苦手だった部分以外で、新しく苦手なものは出てこなかったからです。

例えば、ケイが3年生の内容でとにかく苦労した大きな数の概念と桁の話、4年生の内容でそれが関わる大きな数の概数や大きな面積の単位のところでは、やはりちょっと苦労していました。また、整数と小数の計算のところでは、やはり小数の桁の理解が少々怪しいということがよくわかりました。

しかしそうした躓きも、3年生の内容でやっていた時に比べたら、全然大したことはありませんでした。Youtuberの授業を活用する体制ができたというのもありますけど、3年生の時にたくさん苦労したお陰で、4年生の時の躓きは小さくて済んだというのもあると思います。

実際、小数や分数の計算などは、3年生の先取りで少々苦労しましたが、4年生では非常にすんなりクリアしていました。割り算の筆算も、3年生の時にかけ算の筆算嫌いで苦労した結果、暗算できないと思ったらすぐに筆算を書くようになったので、もうそんなに苦労はありませんでした。

図形関係は、ケイはやっぱりセンスがあると思います。展開図の問題を解くスピードは親よりも速いくらいですね。行列推定的な要素がある「かわり方調べ」の単元も得意で、教科書にでてこない応用的な問題も楽々正解していました。IQテストの高スコアが直接成績に反映される、人生でも数少ない瞬間かもしれないなんて思いました。

集中力と抽象思考の成長も関係があるのかも

4年生の内容が思いがけずすんなり終わった理由には、先取りの難しい内容に取り組む集中力が、ケイに付いてきたというのも関係があると思います。3年生の先取りの時は、難しい内容を前に集中が切れて全然問題が進まなくなるということが頻繁にありました。ケイには簡単だった2年生の内容からのギャップが大きくて、心の準備が足りなかったし、嫌になったりもしたんだと思います。

しかし、その3年生の内容を乗り越えた今は、難しい内容に取り組む心構えというのができてきたのを感じます。4年生の内容への取り組みでは、多少わからなくてもすぐに集中が切れずに、あーでもないこーでもないと言いながら考える、ということができるようになってきました。

ケイの場合、本当に独り言を言いながら考えるので、しっかり考えているのがよくわかるんですよね。心配になって聞いてみましたが、学校のテストの時には喋って注意されるということは無いようです。でも、学校のテストでは、ケイの場合たぶんそんなに悩む必要がないですからね。もしも難しい問題が出る模試を受けたりする時は、無意識の内に喋りださないよう対策が必要かもしれません。

それともう一つ、ケイも7歳になって、去年よりも抽象的なことを考える能力が発達してきたのかもしれません。抽象思考の能力は、一般的には10歳前後から大きく発達すると言われています。去年3年生の問題に苦労していた時よりも年齢が進んで、抽象的な問題をこなす基本的な能力が伸びてきているというのも、算数の先取りで苦労が減った理由の一つなのかもしれません。

5年生の内容はどうなるだろうか

4年生の先取りは全単元が終わったので、今は最後の教科書範囲外の問題を含む応用問題をやっています。それが終わったら、恐らく今後は5年生の内容に入っていくのだと思いますが・・・5年生で習う単元を少し見てみると、そのほとんどが分数・小数・図形関係で、ケイが4年生でわりとすんなり進んできた内容の発展が主のように見えます。

ということは、5年生の先取りはケイの場合また結構すんなり進められるのではなかろうか?なんて、割と楽観的なムードが私の中では漂っています。5年生の内容は4年生に比べてさらに分量が多くなるので時間はかかるかもしれませんが、大きく躓くということはないのではないかと。まあ少々楽観的すぎるかもしれませんが、困った時はYoutuberの授業があり、ケイはこの授業を見るのが大好きなので、きっとなんとかなるでしょう・・・。

そんなことを考えると、やっぱり2年生の内容から3年生の内容というのは変化がとても大きくて、相対的に難しい内容ということになるのかもしれません。小学校算数における9歳の壁の高さというものを、改めて実感させられました。